日立ディスプレイ

いま、ディスプレイの組織図もめまぐるしく変わっているという感じがあります。日立のWoooシリーズも、そのような時代の犠牲になったような感じがありますが、なぜ、あれほど話題になっていたディスプレイが、そのような末路を辿らねばならないのか疑問は疑問です。

日立のディスプレイ

事実、日立の薄型テレビ事業は2005年度から赤字に転落してしまっていたのです。

今回、事業体制を変更するということで早期の黒字化を狙うため、ディスプレイ事業が犠牲になったということが出来ます。

今更ですが、Woooのディスプレイに込められた意味は、美に対する無意識的な感嘆の発声の、見ている人たちの「ウー」という感嘆な声です。

そして、「Wonder」「World standard」「Worthwhile」という三つの「w」の意味が込められた造語です。

ここで、プラズマというの問題も語らねばならないですが、問題は、プラズマ問題と、プラスα、市場のライバルと比べて先行している機能/性能に乏しいディスプレイを開発してしまったことにあります。

プラズマは期待されていながらとうとう主役にはなることが出来ませんでした。プラズマは、大画面化に優位であること、黒の表示能力が高いことなどなど、とても評価されたのですが、一方では、液晶テレビの大画面化と低価格化が一気に進み、はじめの頃は「大画面はプラズマ」、「中小型は液晶」という市場構図の区別があったのですが、段々と区別がなくなってしまい、大画面化の流れのなかで液晶テレビが一気に存在感を高めていくことになります。

どう頑張っても、市場の4・5番手のシェア程度しか確保することが出来ないため、企業は黒字の確保のため、ディスプレイ開発を手放すことになります。

やがて、日立製作所としてはディスプレイの設計や製造、生産から全て撤退することになります。潔いと言えば潔いのですが。仕方のない時代の流れでしょうか。